2012年8月3日金曜日

2.1 リレーショナルモデル(2)

2.1.3 関係演算


データベースを検索して必要なデータを取り出すことを演算といいます。
演算には、関係演算と集合演算があります。

関係演算は、目的とするデータをテーブルから取り出す作業です。関係演
算には、射影、選択、結合があります。

テーブルから、指定した列だけを取り出すのが射影、指定した行だけを取
り出すのが選択です。次の例は、顧客名による射影と、顧客番号が2034の
行による選択を表しています。





















結合は、ある項目に基づいて2つ以上のテーブルを連結させる作業です。次
の例では、店舗コードに基づいて2つのテーブルを結合しています。




















2.1.4 集合演算

集合演算は、2つのテーブルからデータを取り出す演算です。すべてのデー
タを取り出す和演算、共通するデータを取り出す積演算、どちらか一方の
テーブルのみにあるデータを取り出す差演算があります。

例として、次のようなテーブルA、テーブルBがあるとしましょう。

和演算では、テーブルAとテーブルBにあるデータがすべて取り出せます。
2つのテーブルで重複する行は1行にまとめられます。

積演算では、テーブルAとテーブルBの双方に共通するデータが取り出せます。

差演算では、テーブルAとテーブルBの差分、たとえば以下の例では、テー
ブルAからテーブルBにあるものを引いたデータが取り出せます。







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